■ 広尾の送り囃子
広尾町から富士見町一帯を昔は広尾ヶ原と呼び、初秋の名月の晩にすすきの生い茂った物寂しい広尾ヶ原を歩くとどこからともなくお囃子の音が聞こえてきて、しだいに近づくようでいて気が付くとまた遠くへ去っているという。 広尾町は今の広尾付近ですが、有栖川宮記念公園に近いところで、今より限られた狭い地域だったようです。 富士見町の名は今はありませんが、この辺りからも富士山がきれいに見えたようです。 この他、三軒屋町、本村町、桜田町、材木町、笄町、霞町などの町名がありました。今、本村小学校、笄小学校の名が残っています。
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