七つのきみちゃんの像 ―函館―

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赤い靴の女の子「きみちゃん」の像は、麻布十番のほかに、生まれ故郷の静岡県日本平山頂、歌詞に読まれた横浜の波止場・山下公園、そして、母かよさんが入植した開拓農場のあった北海道留寿都村にもあります。平成19年11月、かよさん夫妻が晩年を過ごした北海道小樽市に5つ目の像が、平成21年8月7日、函館 ・西波止場美術館前の広場に6つ目の像が完成除幕されました。
 平成22年11月3日、青森県鰺ヶ沢町に「赤い靴の 女の子 記念像」 完成除幕の予定です。 7つ目の「きみちゃん像」です。

 
 


函館きみちゃん像

2009.8.7.

「 赤い靴 少女像」

小寺真知子 作 2009.8.7.完成

北海道・函館の西波止場美術館前の広場にに建てられました。
像の高さは台座を含め160cmです。
お母さんかよさんとまだ赤ちゃんだったきみちゃんがはじめて北海道に渡ったのは明治36年。当時、北海道の玄関は函館の東浜桟橋、吹雪の桟橋に降り立ったかよさんときみちゃん、どんなに寂しかったことでしょうか。その桟橋の近くの広場にきみちゃんの像ができました。

◆お母さんかよさんとまだ赤ちゃんだったきみちゃんが生まれ故郷静岡県清水市(現静岡市清水)からはじめて北海道に渡ったのは明治36年のことでした。当時、北海道の玄関は函館でした。函館東浜桟橋、今は使われていませんが吹雪の桟橋に降り立ったかよさんときみちゃん、どんなに寂しかったことでしょうか。
 きみちゃんの像は、横浜、静岡県日本平、麻布十番、北海道留寿都、北海道小樽、そしてこの函館で六ヶ所になりました。このほかにも、きみちゃん像は青森県鰺ヶ沢市、北海道札幌市の二ヶ所で計画されています。
 下の写真は現在の函館東浜桟橋です。桟橋の左には「北海道第一歩の地碑」が立っています。近くには、西波止場美術館、函館博物館、ペリー提督来航記念碑、金森美術館、北島三郎記念館などもあります。この桟橋は現在は使われていません。歴史的記念碑として残されています。作者 の小寺真知子さんは、函館出身でローマ在住の彫刻家です。小寺真知子さんは同じ函館に、ペリー提督像や土方歳三像等々を創っています。

 
函館きみちゃん像

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東浜桟橋

函館桟橋

東浜桟橋

函館第一歩の像

北海道第一歩の地碑
 (熊と錨をデザイン)

函館きみちゃん像
 

 【北海道新聞・道内】 2009.8.8.

函館きみちゃん像足元は「赤い靴」 函館に童謡の少女像

 【函館】童謡「赤い靴」のモデルとされる少女「きみちゃん」の像が、函館港に近いはこだて西波止場美術館前に完成し、7日、除幕式が行われた。
 函館は岩崎きみちゃん(1902−11年)が母親と静岡県から移り住んだ地。その後、母親は後志管内留寿都村の農場に入植したが、病弱だったきみちゃんは宣教師に預けられ、函館が母子の別れの地になったとされる。
 市民団体「はこだて赤い靴の会」(宮崎衛会長)が、函館出身でイタリア在住の彫刻家、小寺真知子さんに制作を依頼。全国から1200万円の募金を集めた。像は台座を含め縦1・6メートルのブロンズ立像。全体は黄土色で、靴の部分が赤い。
 宮崎会長は除幕式で「親子のきずなの大切さを込めた少女像。皆さんの手でかわいがって」とあいさつ。小寺さんは「短い生涯を閉じた少女の像が、函館のシンボルの一つになってくれれば」と話した。「きみちゃんの像」は横浜市や静岡市などにもあり、全国で6体目という。

 

 お披露目された赤い靴の少女像とはこだて赤い靴の会の宮崎会長と制作者の小寺さん(石川崇子撮影)


 【47NEWS ・ 共同ニュース ・ 28社】 2009.8.8.

函館     函館に「赤い靴」女の子像を設置  母子別れの地

 童謡「赤い靴」のモデルとされる少女「きみちゃん」のブロンズ像が、北海道函館市の「はこだて西波止場美術館」前広場に設置され、除幕式が7日、開かれた。
 児童福祉活動などに取り組む市民団体「はこだて赤い靴の会」が昨年から企画。制作した同市出身の彫刻家小寺真知子さん(59)は式で「函館のシンボルとなり、見た人に幸せを与える像になってほしい」と話した。
 同会によると、台座を含め高さ約160センチ。世界の子どもの幸せと親子のきずなの大切さを願うとする活動の趣旨に賛同し、全国から寄せられた寄付金で完成した。「きみちゃんの像」は横浜市や静岡市などにもあり、全国で6体目という。
 同会によると、きみちゃんは現在の静岡市から母親と函館に移住。その後、母親は留寿都村の農場に入植したが、病弱だったきみちゃんは宣教師に預けられ、函館が母子の別れの地になったとされる。

写真 「赤い靴」の少女像と、あいさつする制作者の小寺真知子さん=7日、北海道函館市


函館 マーク 【朝日新聞 北海道版】 2009.8.8.

函館に「赤い靴」像完成

函館 除幕式■「ゆかりの地」募金実る
 野口雨情作詞の童謡「赤い靴」のモデルとされる少女の像が函館市末広町の西波止場に完成し、7日に除幕式があった。「赤い靴」にちなんだ像は横浜や小樽などにあるが、「函館こそ母親と子が別れたゆかりの地」として、市民らが「はこだて赤い靴の会」を結成、募金活動を続けてきた。(加賀谷直人)
 この日は子どもたちが「赤い靴」を合唱し、少女像の完成を祝った。像はブロンズ製で台座を含めた高さは約165センチ。函館市出身でイタリア在住の彫刻家・小寺真知子さんが制作した。すぐそばには「赤い靴」の歌碑も建てられた。1500万円が目標の募金は、今月で達成できそうだという。
 童謡のモデルとされる少女岩崎きみは1902(明治35)年静岡県生まれ。1歳のとき、母親と函館に渡ったとされる。その後、母親が開拓に入ったため、米国人宣教師夫妻に預けられた。夫妻はアメリカに帰国したが、病弱なきみは母親と再会できず、東京の孤児院で9歳の短い生涯を終えたとされる。
 雨情は一時期、札幌や小樽で新聞記者をしていた。きみの母親と後に結婚した男性は、雨情と同じ札幌の新聞社に勤めていたという。


函館 雪

 

雪の中のきみちゃん

 2012年1月 函館は雪の中でした

誰かがきみちゃんに

帽子とマフラーと手袋を編んでくれました

赤い帽子も手袋も雪で真っ白になりましたが

温かな心がつたわって

うれしそうなきみちゃんでした

「はこだて赤い靴の会」会長の宮崎 衛さんが写真を送ってくれました。

2012.2.13.

赤い靴イラスト



←赤い靴をクリックするとバリトン歌手山本健二さんの歌が聴けます。
    

 

北海道新聞


◇函館にある小寺真知子さんの作品    
ペルー像 土方歳三像 土方歳三像

ペルー提督来航記念碑 (2002.5建立)

土方歳蔵像 (立像2003.12 と 座像2005.2)

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