店声仁語‐7- ( 2004.1.〜2004.6.)

店声仁語:目次・・・


★ハリーポッターを見てきました。ポッターもロンもハーマイオニー、マルフォイ・・・、出演の子どもたちは前々作、前作よりずっと大人っぽくなって撮影の時間が感じられます。ダンブルドア先生役リチャード・ハリスの急死で校長先生が替わったこと、何よりも監督がクリス・コロンバスからアルファンソ・キュアロンに替わったことで全体の雰囲気が前2作と随分違 って感じられるのは連作としていいのでしょうか。 ともあれ原作がどのように映像化されるのか楽しみにしていましたが、CGが魔法の世界を身近にしてくれたようです。第4作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の監督にはマイク・ニューウェルが決まり、既に撮影に入っているそうですが 、作品毎に監督が替わって全体のイメージが前作とどこか違うという思いは仕方ないことでしょうか。それでもこれからも楽しみですね。7月からは夫婦どちらかが50歳以上だと二人で2000円で映画が見られるとか、もっとも小生とっくにシニアで1000円で見られるのですが・・・。

2004.6.30.

 


★旦那さんの転勤でアメリカに行っていた姪が2人の子どもを連れて久しぶりに帰ってきた。男の子二人、お兄ちゃんは小学校入学の年に行ったのだが、子どもの野球クラブにも入ってすっかり地元にとけ込んでいるらしい。弟はアメリカ生まれでもうすぐ3歳になるコスモポリタン、元気ハツラツうらやましい限りである。祖父母のお墓参りに行った二人のエピソード。

 「おじいちゃん、おばあちゃん、こんにちわ。ボクたちこんなに大きくなりました。」
 「アメリカでも元気にしています。」
 「また遊びに来ます、じゃね〜」
 「バイバイ、元気でね〜!」

お墓の中でおじいちゃんもおばあちゃんもきっとニコニコ、元気にしていることでしょう。

2004.6.28.

 


★今日は父の日です。「母の日」がアメリカではじまったのは1908年です。その翌1909年 に「母の日があって父の日が無いのはおかしい、父の日もつくって下さい」と、ワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が牧師協会へ嘆願したのがはじまりでした。 ドット夫人が小さい頃、お父さんのウイリアム・ジャクソン・スマートさんは男の子5人と女の子1人、6人の子供達を男手一つで育てています。6人兄弟の末っ子の女の子が「父の日」を申請したドット夫人です。嘆願から7年後、1916年に『父の日』が認知されました。1972年 、「父の日」はアメリカで国民の祝日となりました。「父親を尊敬し、称え祝う日」それが「父の日」ですが、日本では母の日に比べて父の日はまだまだマイナーな感じがしませんか。息子が私の似顔絵を描いてくれたのは幼稚園の時、缶ビール一缶を照れくさそうに持ってきたのは小学校3年生だったでしょうか。高3の今は、「ちょっと財政ピンチだからなぁ〜」で終わりです。父の日が祝日になるなんて考えられませんね。

2004.6.20.

 


ツバメの巣 ★東京の自然、まだまだ捨てものではありませんよ。十番でもツバメの巣を見かけました。よく見ると街の何ヶ所かに巣があるようです。 かわいいヒナが顔を見せるのもすぐでしょうか。梅雨の晴れ間にのぞく太陽は、もう真夏の陽射し、蝶もトンボも見かけます。



2004.6.17.

 

横浜TVポスター
★横浜のCATV YOUテレビがきみちゃんのお話を取りあげて 下さいました。横浜ミストリー/文芸シリーズ-3- 『 「赤い靴」〜4つの像の謎・母の願いは時を超えて〜』というタイトルで6月いっぱい毎日2回放送されています。4つの像の一つ麻布十番のきみちゃんのお話でちょっぴり出演したのですが、送って頂いたVTRを見て「いやぁ、我ながら歳とったなぁ〜」とつくづく思いました。はじめて「十番だより」にきみちゃんのことを書き、像の制作を呼びかけてからもう18年、きみちゃんが出来てからでも16年になりますから歳もとりますよね。きみちゃんは9歳のまま、今日も子供たちのためのチャリティーを呼びかけるように微笑んでいます。横浜・鶴見方面のみなさん、YOUテレビ9chをご覧ください。

2004.6.13.

 


★脊椎空洞症という難病で寝たきりの知人からのメールです。

ご無沙汰してしまいましてすみません。
6月になってしまいました、
過ごしやすい季節が瞬く間に終わってしまいました、
私にとっては辛い梅雨、夏がやって来ます。
家主に反して、庭木はしっかり芽吹いて梅雨を待っています、
これで雨が降れば一気に成長するでしょう。
家にこもっていては季節の変化を身をもって感じることが出来ないので
代わりに気温の変化を記録してます、4,5月分を添付しましたので見てください。
4月初旬の最低気温は氷点下を記録しているのに
5月末の最高気温は真夏日です。

田中知事情報
住所については先日の全国ニュースのとおりですが
選挙人名簿への登録問題がまだ未決です。
1.今日のニュースでは長野市と泰阜村の二カ所で登録になって
夏の参院選では2枚の入場券が発行されそうです。
2.田中さんにも国民年金の未納がありました。
今迄の記者会見では大見得を切っていたのですが。

家にこもっての毎日でメールに書くこともなく
ついご無沙汰になってしまいますがご容赦頂き、
変わらず、麻布十番たよりをください。

信州千曲川:落合橋sideから

 まだお会いしたことはないのですが、外の空気を少しでも感じられたらと麻布十番周辺の写真を貼付して、時折メールを送っています。彼から添付されたページには4月と5月の 長野の最高気温と最低気温が書かれていました。まだ6月だというのに夏のような日差しの今日のパティオの写真を添付して返信しましょう。

2004.6.5.


★イチロー、松井×2、野茂らの活躍のお陰で大リーグのTV中継がよく見られる。アメリカの球場を見てその様々な形状に感心する。ライト、レフトはシンメトリ ーではない、両サイドの客席はかなり前にせり出している、センターフェンス際のグラウンドに傾斜がありバウンドするボールの行方を面白くしている球場もある等々。
ドームの球場はすでに時代遅れなのか、天然芝の緑はそれぞれの球場の独特な模様に刈り込まれて美しい。その一方で時々映るダッグアウトの中は、何とアメリカ的というか雑然としているというか、いくつも紙コップが捨てられ、うがいの水が吐かれても誰も気もとめる様子もない。日本選手も郷に入っては郷に従えで慣れてしまうのだろうか。いや、そんなことはない、紙コップはゴミ箱に捨てているだろうとTVを見ながら変な心配をしている。

2004.5.28.

 


バラ20本★昨日 は20回目の結婚記念日でした。友人が深紅のバラを20本贈ってくれました。50年が金婚式、25年 が銀婚式だから20年は銅婚式かなと思ったら違っていました。20年は磁器婚式というのだそうです。
年代と共に値打ちが増す磁器のような夫婦ということのようです。1年 紙婚式 、2年 藁婚式 、3年 革婚式 、4年 花婚式 、5年 木婚式、 6年 鉄婚式 、7年 銅婚式、8年 ゴム婚式 、9年 陶器婚式、10年 錫婚式 、・・・15年 水晶婚式 、・・・20年 磁器婚式 、・・・結婚記念日には年毎に名前が付いているんですね。

 「あれぇ、仁さんって還暦過ぎてまだ20年?」
 「悪かったね、20年で。晩婚だったの!そう、モテなかったんですよ。」

2004.5.24.

 


★皆さんはパソコンをどのようにお使いでしょうか、また、皆さんのパソコンのスキルはどのくらいとお考えでしょうか。日経パソコンの調査ではほとんどの方が、自分のPC技量は中級の上と思っているという結果が出たそうです。商店街のホームページに2年間かかわって、中級ってどのくらいのスキルなのかなぁと改めて考えています。I T、I Tと言われますが、I Tが何の略なのかもわからない人が意外と多いんですよ。会社でPCが使えないと仕事にならないと言う人でも、仕事以外のPCの機能はからきしダメという人がこれまた多いものです。商店街では大きな企業と違って、PCなしでも十分営業ができますし、PCの必要性を感じないお店がほとんどです。そこへ商店街のI T化とか何とか言っても、なかなか先に進むものではありません。それでも、何とかホームページを立ち上げて、助成金を引き出して半数近い加盟店にPCを安く提供し、PC教室を開いて啓蒙してはみたものの、いやぁ、難しいものですね、商店街のI T化って。よほどの政治力と忍耐力がないとできませんね。会社組織のような社長をトップにしたピラミッド型でない、みんな社長の横一線の商店街組織では、必要性を感じないPCを個々の商店に使えと言うこと自体に無理があるようです。 ましてトップがPCを知らない、使えないでは話になりませんね。ただ安いから買っておくか程度でPCを買ってはみたものの、使いこなせるわけがない。せいぜいWordでカタコトの文章作成とMailの短い文章のやりとりまで、Excel は足し算かけ算をちょっとやっただけでマスターしたような顔をして、私はPC中級ですって感じではないでしょうか。いろいろなソフトがこれでもかと詰め込まれたPC に触っていると、何でも出来るような気になってくるようです。でも、本当はPC機能の1%も使いこなしていない、それに気がつかない人がほとんどではないでしょうか。私もそのひとりですが・・・。

2004.5.22.

 


★児童文学者の鬼塚りつ子さんが訪ねてこられた。鬼塚さんは「赤いくつをはいた女の子」(小峰書店)を書かれている。鹿児島生まれの鬼塚さんは、アメリカに渡った幼なじみのかよちゃんとの思い出を、童謡「赤い靴」の歌詞とだぶらせて、ずっと思い続けていました。麻布十番にきみちゃんの像が出来たと言う新聞の記事が
、心の中にあたため続けていた「赤いくつをはいた女の子」を書くきっかけになったそうです。きみちゃんに寄せる大勢の方々の思いが、取材にみえた日から15年経った今も、チャリティーとして続いていることを、わがことのように喜んで下さいました。早稲田大学で教壇に立つ鬼塚さんのもとを、毎年チャリティーを手伝って下さるあの悪役俳優の山本昌平さんが訪ねて、きみちゃんの話をし、ハーモニカで童謡を吹いて学生たちとひとときを過ごしていかれたと話して下さいました。ここでもまたきみちゃんの話が広がっていると、そして15年ぶりの再会を懐かしくうれしく思うひとときでした。きみちゃんを通しての大勢の方々との出会い、人と人との不思議な縁、そういえば鬼塚さんの幼なじみもきみちゃんのお母さんも同じ「かよさん」、不思議な縁ですね。大切にしていきたい「人と人との縁の不思議」をあらためて感じました。

2004.5.17.

 


★「ちょうど1年ですから、いろいろ検査しておきましょう」と主治医。胃カメラ、エコー、胸部レントゲン、注腸、血液検査・・・。結果が出るまでやはり不安でした。幸い全て異常なし、ホッとしています。注腸検査、やったことありますか。お尻から造影剤のバリュームを入れて腸のレントゲンを撮るのですが、前日からかなりきつい下剤を飲んで腸を空っぽにしておかなければならないので、これがちょっとつらいですよ。胃カメラを飲むのも慣れないと、そう、慣れるものでもないですね。やはり飲むんなら美味しいビールが良い。なんだかんだ言いながら、何でもなかったからこうして書けるのですが、待っている間は何となくネガティブになって悪い想像ばかりが思い浮かぶものです。病は気からと言われますが、ネガティブな思いはストレスになって身体に良くないですね。間抜けなくらい明るくポジティブに振る舞えたらと思います。 そんな人、いるんですよ、ホントに。もう、うらやましいくらいポジティブに自己暗示かけているような人が・・・。E.Iさん?さぁ。でも健康第一ですね。

2004.5.14.

 


★このサイトと並行して麻布十番商店街の公式サイトを2年間創ってきました。今度の商店街の役員改選で理事を降り、合わせてホームページ担当からも引退することにしました。2つのサイトを同時に一人で書きかえていくのは、素人の私には結構大変な仕事でした。もちろん仕事と言っても一銭にもならないボランティア、かえっていろいろ持ち出しだったかな。2年間、いろいろな方からアドバイスを頂きましたし、いろいろ勉強にもなりました。このまま続けていても商店街の若者が育ってこない、いつまでも還暦過ぎのおじさんがやる仕事でもあるまいと、思い切って手を引くことにしました。5月から若葉のグリーンにサイトカラーを改めて、私自身も少しリフレッシュしないとボケるかなと気を引き締めています。もう一つ、癌の手術からちょうど1年が過ぎ、改めて健康の大切さ、時間の大切さを再認識したことも理事を辞め、公式サイトから手を引いた一つの理由です。これからはこのサイト「麻布十番未知案内」一筋、サイトの充実を図っていこうと思っています。よろしくご支援ご指導下さいますようお願いいたします。新しい公式サイトがどんな風になるか楽しみにしています。

2004.5.10.

 


★赤い靴の女の子「きみちゃん」のチャリティー、4月19日に平成15年度分として60万円をユニセフに送りました。このチャリティーが始まったのは平成元年2月にきみちゃんの像が出来たその日からです。誰かがきみちゃんの足下に置いてくれた18円がチャリティーの始まりでした。あれから15年、一日として途絶えることなく小さな貯金箱には温かな浄財が入れられました。これまでの累計は890万円になりました。小さな貯金箱ですから、毎日入れられる浄財は1円、5円、10円といった小銭がほとんどで、たまに500円玉や1000円札が小さくたたまれて入っていることもあります。小さなチャリティーですが、何ときれいな、なんと優しい思いにあふれたチャリティーではありませんか。15年の時間が短く感じられてなりません。
赤い靴イラスト 「話が暗いよ、商店街らしくないよ」の声もありました。「きみちゃんバカ」といろいろ揶揄もされました。しかし15年の時間の継続はまさに力ですね。「バカもここまで続けば立派だろう」と、われながら自分で自分をほめたい気持ちです。何よりもご理解下さりご協力下さった多くの皆さまに、こころからお礼申し上げます。これからもご支援下さいますようお願い申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

2004.4.22.

 

★商店街の親睦コンペ、33年も続いています。今回が第330回、久しぶりに、本当に久しぶりに優勝しました。このコンペの幹事を30年近くやっています。一時幹事を離れたことがあるのですが、連絡や組み合わせの作成、ゴルフ場との連絡等々コンペの運営が疎かになり出席率がガタ落ちになって、また幹事に復帰しました。同じ商店街の仲間ですが、毎回往復ハガキで連絡、出欠をとり、当日の組み合わせやバスの中での話題作りに組み合わせだけでなくお遊びの競馬表をプリントしています。大変なようですが慣れればそれほどでもない苦労?です。何事でも、それを継続させる、或いは盛んにさせるには、それに熱中するバカもの、ここでは幹事バカというかゴルフバカというか、そういうものが必要なのではないでしょうか。商店街でも、□□については彼に聞けばすぐわかるとか、○○については誰それに聞けばと言うように、□□バカ、○○バカが大勢いると商店街は活気づくのですが、最近はみんなお利口になりすぎてボランティアの仕事をしたがらない風潮、困ったものです。もっとみんなバカになるといいのですが、もっとも本物のバカじゃ困りますね。(コンペヘ)

2004.3.17.

 

★NHKTVを見ているとニュース速報のテロップが流れた。何かあったかなと注目。 「・・・・GDP・国内総生産は前の3か月に比べて1点7%のプラスとなりました・・・・」とテロップが続く。??1点7%? もしかして1.7%?オイオイ、NHKがそんな幼稚な変換ミスしてていいのか〜〜。末端の零細商店はまだまだマイナス成長の感が強いンだけど?

2004.2.19.

 

★「キダム」を見てきました。驚きました。サーカスに毛の生えた程度のつもりで見に行ったのですが、物語性を持って演じられるパフォーマンスの一つ一つが度肝を抜くものばかりでした。技を超えた芸術を感じさせるものでした。「キダム」ってラテン語で「名もなき通りすがりの者」という意味だそうです。感動でした。

2004.2.18.

 

★新しく開店の折り込みチラシを見て、オイオイなんじゃこれ、十番の地図がなっていない。地下鉄の出入り口の場所が違っている、りそな銀行がいまだにあさひ銀行のまま、スエーデンセンターって何年前になくなったかなである。こんな地図を書くデザイナーってアホか、ミスにも気づかずそのまま印刷OKを出す新規開店の店・・・。なんかイライラするなぁ。

2004.2.11.

 

★映画のハシゴをしました。昔、麻布十番に映画館が4軒もあった頃はよく見た映画でしたが、この頃はすっかりご無沙汰の映画でした。神保町 岩波ホールの「美しい夏キリシマ」は、美しい霧島の自然の中に悲惨な戦争に傷つく少年の葛藤を描いていました。商業ベースには乗らないだろうこうした映画がきちんと創られている、上映されていることにホッとした思いでした。もう1本は「シービスケット」。世界恐慌の頃を走った名馬シービスケットの実話を映画化したものですが、不況の今の時代にもあてはまる思いで見たラストシーンは涙が出そうでした。たまには映画もいいですね。

2004.2.11.

 

★上野の西洋美術館、特別展ではなく常設展を久しぶりに見てきた。西洋美術館は戦後フランスから返還された370点の松方コレクションを中心に59年に設立されたものだそうだ。故 松方幸次郎氏は1916年から1923年にかけて、私財を投じてパリを中心にヨーロッパ各地で数千点におよぶ西洋の絵画、彫刻、工芸品を収集した。また、西洋美術だけではなく 、当時外国に散逸した日本の浮世絵を収集したことも有名で 、約八千点の浮世絵コレクションは現在上野の東京国立博物館に所蔵されている。 松方幸次郎はこれらのコレクションをもとに東京に共楽美術館を設立し、日本の若者に西洋の美術作品を見る機会を与えようと考えていたが、1927年の経済恐慌によってこの計画は陽の目をみることはなかった。経済状況の悪化によるコレクションの散逸、イギリスでの倉庫火災によるコレクションの消失など、 今では当時の膨大なコレクションの全貌を知ることはできない。 西洋美術館の収蔵作品は現在4200点を超えて、松方幸次郎の思いを今に伝えているようだ。決して営利のためでないコレクションだからこそ、今も寄贈される作品が後を絶たない という。特別展の混雑もなく静かにゆっくり名画の鑑賞が出来るのも常設展の良さか。

2004.1.28.

 

★箱根仙石原から1.5kmほど山に入ったところにポーラ美術館がある。自然環境を壊さないように工夫された建物は地上部分は2階、ガラスのピラミッドのような入り口を入るとエスカレーターで階下へ、展示場は地下2、3階にある。モネ、ルノワールなどの印象派からセザンヌ、ゴーガンなどのポスト印象派、モディリアーニ、シャガールらエコール・ド・パリと言われる画家たち、さらにピカソ、カンディンスキーなど二十世紀絵画を加えて400点もの西洋絵画が収蔵されているそうだ。このほか黒田清輝、梅原龍三郎、安井曾太郎などの日本の洋画、杉山寧、高山辰雄、平山郁夫などの日本画、ガレなどアールヌーヴォーを中心としたガラス工芸品、東洋陶磁、日本の近現代陶磁等々、超一流の収蔵品は体系的に収集され、はっきりとした収集理念のもとにコレクションされた素晴らしいものばかりである。 初めてこの美術館を訪ねたとき、写真やテレビで見たことのある著名な画家の見覚えのある作品が、「ここにある、日本にあったのか・・・」と驚き感動したのだった。9500点もの収蔵品の中からテーマを持って選ばれ展示される作品展を、今度は何が見られるのかと 、正月にこの美術館を訪ねたのは二度目 だった。わざわざ箱根まで足を延ばしても行ってみたい思いを抱かせるような美術館、地元にありながらリピートする気になれない美術館、それはそれでいいのか、好みの問題かもしれないが・・・。

2004.1.16.

 

★六本木ヒルズ、近いのに、下までいくのに上ったことのない展望台でした。1500円、高いもんね。少しモヤッているようだったけど他に行くところのない火曜日、上ってみました。さすがに53階、250mの高さはすごいですね。遠くの方はボンヤリでしたが
東京中が見えるようでした。我が家は、我が家の屋上からヒルズのビルは見えるのですが、ヒルズからは・・・。抱き合わせの森美術館、何じゃこれ!でした。そこそこの絵や仏像や彫刻はあるのですが、まとまりがない、展示の仕方が、順路が、説明もない、騒々しい、まるっきり ド素人の構成って感じるのは私だけかなぁ。著名な人の構成だと、それだけでマスコミがほめているのがわからない〜〜。これも資本の力かな。テーマがハッピネスなのですが、これってアンハッピネスって感じ。美術館見ないから展望台安くしてくれぇ〜。何?美術館は無料?やっぱり。設備がもったい・・・美術館でした。寒いですね。

2004.1.14.

 
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