◆ 慶長年間徳川二代将軍秀忠公の勧請と伝えられる。此の頃麻布広尾辺は萩の名所で当社の俗称「ハギナメ稲荷」は可憐な萩が地をナメル様に咲き乱れていたことによる。
現在の廣尾稲荷神社は、もちろん修復された物ですが社殿は木造明神造り、拝殿に7枚つなぎ、天井板に描かれた竜は日本画の先駆者、高橋由一画伯の日本画最後の大作と云われています。
御神体は木造翁の立像、また石掘沿いに3基の庚申供養塔(区有形文化財)が奉られており、正面には「見ざる、聞かざる、言わざる」の3猿が刻まれています。
廣尾稲荷神社は、商売繁昌、五穀豊穣、火伏の神としての信仰も集めています。
◆例祭日 9月15日 |