山を緑に
弊社は、「山を緑に」から「省エネと無公害」をモットーに、この実現を念願して四十数年取り組んで参りました。
「山を緑に」これは戦後わたしが、機上から日本の至るところに濫伐による山の表土の流出を見た一瞬、心に刻んだ一念でした。植林の必要はもとよりですが、薪炭材となる潅木類を伐らないことで、山の表土の流出を防ぐことができます。そこで薪炭に代わる熱源として、海外から入る石油を燃料とするバーナを普及させることによって、薪炭の代用とすることができると確信し、独自の石油バーナを開発。特許を取得して、爾来四十数年間薪炭駆逐用の「ミヤハラバーナー」の製造に専念した結果、今日バーナが薪炭に取って代わりました。そして現在では、従来石油を気化させるために必要だった電気ヒーターが不要の、ヒーターレス灯油気化バーナを完成し、画期的な省電力技術として脚光を浴びております。
21世紀を迎えて地球規模で省エネルギーと新エネルギーの開発が求められている時代に即応して、新たな技術の開発に邁進する所存です。
「火と水と空気」これらは皆無限のように思えても限りがあり、しかも人々の生活に欠くことのできないものです。「かけがえのない地球」といわれていますが、一人一人がもっと自然に還り、住みよい環境を作りたいものです。
創業者 宮原 欽吾