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きみちゃんが亡くなった孤児院、それは、明治27年(1894)に開設された鳥居坂教会の孤児院でした。
麻布十番に住む貧しい三人の子のうち一人が売られようとしているのを知った東洋英和女学校の女生徒が、有志をつのり、その子と他の一人を引取って明治27年頃に開設したのが始まりでした。この子供のための施設は、はじめ麻布一本松にありましたが、明治37年に麻布本村町に孤児院として開設され、明治41年には麻布永坂町50番地へ移転、「永坂孤女院」とよばれました。昭和3年には「永坂ホーム」と改称ています。今、十番稲荷神社のあるところ、旧永坂町50番地に女子の孤児を収容する孤女院
があったことは、「麻布区史」にも書かれています。
麻布十番で
、わずか9才でなくなったきみちゃんを思うと、きみちゃんってかわいそう、でも、きっと天国でお母さんのかよさんやヒュエットさんといっしょに会っているよね、そう思います。そして、今、私たちが親子でいっしょに
くらせること
がどんなに幸せか、心からよろこび感謝(かんしゃ)しなければならないと思います。 |
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◆ 世界の恵まれない子供たちのために、今日も歩き続ける「きみちゃん」 |
きみちゃんのお話は、それで終わりませんでした。 |
詩人の野口雨情(のぐち・うじょう)さんはたくさん子どもたちのための歌を書いています。雨情さんのページがありますから、先生やお母さん、お父さんに雨情さんの歌を歌ってもらってください。
知っている歌もあるかもしれませんよ。 こんな本がありますので、参考 (さんこう)にして下さい。
★「赤いくつはいてた女の子」 綾野まさる著 2009.8.2.ハート出版から発行
¥1200.+Tax |
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★「赤い靴はいてた女の子」 |
★「赤いくつはいた女の子」 |
★「赤いくつはいてた女の子」 |
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