微笑みのモニュメント
◆ 微笑のモニュメント ◆・・・
雲 モニュメント

布−1

日の丸
 KUMOとNUNO (雲と布)
 五十嵐威暢  (TAKENOBU IGARASHI )
 ◆ 日本 JAPAN

コンセプト

サイトスペシフィックな彫刻は、それが設置される地域の歴史や性格やそこで生活される人々のアイデンティティと密接な関係の中から姿を現します。そういう意味で今回の作品は彫刻家として、 麻布十番に存在していた何かを発見することでした。

◆彫刻「KUMO 」(雲)

ゆったりと風を受けとめて静かに浮かぶ風情のこの彫刻は「雲のイメージ」で制作しました。商店街の中で生まれる人々の交流から新しい時代の風が吹いて、 そのエネルギーをこの彫刻が受けとめることを意図しました。自分が住み、仕事場を持つ街に、大規模な彫刻が二点も実現することは夢のようです。 (六本木ヒルズ ゲートタワー前)

布−2 ◆彫刻「NUNO (布)

麻の布が作られていたという歴史を踏まえ、布の質感を表現しました。また、柔らかな曲面は古川の流れを象徴しています。 濃いグレーの御影石は歴史を永く刻むための選択ですが、同時に柔らかさを硬い石で表現すると言うアイロニカルな微笑みが含まれています。 (← 布−1、 布−2 → 南山小学校坂下にあります)

◆五十嵐威暢氏 プロフィール
1944 北海道に生まれる 1969 カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院美術学部 修士課程終了
1970 イガラシステュディオ設立グラフィック、プロダクトデザインの分野で国際的に高い評価を得た後、
1980年初頭から彫刻に取り組み今日に至る。
代表作にサントリーホール前の彫刻「響」、府中インテリジェントパークの彫刻「浮宙人」がある。

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◆ 微笑のモニュメント ◆・・・

ケヤキの広場-1 ケヤキの広場-2ミニパーク
「KUMO」 と ケヤキ のひろば

モニュメント「KUMO」のあるミニパークです。六本木寄り ほとんど六本木ヒルズの中と思われる場所にありますが、麻布十番商店街が東京都のコミュニティー商店街の指定を受けて造った広場とモニュメントです。検討に検討を重ね苦心して創った広場とモニュメントが、いつの間にかヒルズのもののようになり、広場のデザインも変えられているのが残念です。
この広場で各国大使、作家も出席されにぎやかにモニュメントの完成披露のパーティーをしたのは、まだヒルズが出来ていない1996年春でした。
あれからもう16年、ケヤキの木もずいぶん大きくなったものです。

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